峠の釜めしを食べに行く

2001年9月23日(日)

飯能から秩父に抜ける道。
なかなか快適で空いていました。



みなさんこんにちは、若旦那です。
な〜んの予定も入っていない日曜日、ちょっと寝坊をして外を見ると「あぁ〜っ!!しまった。」と声を上げてしまう程のいい天気。こんな日にいつまでも寝ていてはもったいない。どこかに出かけなくてはお天道様とMyバイクに申し訳ない。と言うわけでそそくさとツーリングの支度をし、久し振りにソロツーリングに出かけました。目的地はだいぶ前に車で行ってから「バイクでもう一度」と思っていた群馬県の横川。そう、釜めしの里です。ちょっと出発が遅いけど(すでに午前10時を回っている)、まぁなんとかなるでしょう。



富岡にて。
この付近、こんなんばっかりいます。
スーパートラップをつけている自分のV−max
しっかりとけ込んでいました。
あまりにも天気がいいので、高速は使いません。何故かって?そりゃぁあなた、高速道路は景色が単調でつまらないし、ずうっと同じスピードで走るから退屈じゃないですか。何より、有料だって言うのが気に入らないっ!!(これが本音)
コースは横須賀から国道16号をつかって飯能付近まで行き、そこから山の中を秩父へ向かい、またまた山の中まを通って富岡まで出ました。ココまでくればあとはもうすぐそこ。ミスタードーナツで一服してからまたまた山の中を通り横川に到着しました。横須賀から横川の道のりは160km、ゆっくり走ったから時間にして5時間ですね。近いものです。ちょちょいのちょいでした。(ちょちょいって・・・)




寂しくなってしまった横川駅。
万国旗が寂しさに拍車をかけます。
横川は鉄道ファンなら誰でも知っている横川駅があるんです。
昔はこうやって特急列車の前に連結しました。
今は車が車止めです(?)
今は長野新幹線が通ってしまったため、ローカルな2両編成の電車の終点として使われる寂しい駅になってしまいましたが、ついこの前までは碓氷峠を登る特急列車にEF63と言う機関車を2両も増結する大切な駅だったのです。で、その増結作業中に乗客に売り出されたのが、かの有名な「横川の釜めし」です。電車の中で食べたあの味、忘れられないですね。横川駅をちょっと見学した後、さっそく近くのおぎのやに向かい釜めしを食べることにしました。




ドライブインですよね、やっぱり。
おぎのやです。
おぎのやって昔からやっているお弁当やさんなのだから、何となく落ちついた食堂みたいなのを想像してしまいますが(おいらだけ?)、実はドライブインその物だったりします。いや、本当は趣のある店があるらしいのですが、見つからなかったのでめんどくさくてドライブインおぎのやにしてしまいました。これだったら大型バスで来ても十分余裕があります。そう言えば遥か昔にバスでスキーに来ていた頃、このドライブイン使ったことがあります。その時は看板をみて「峠の釜めしなんて書いてある。おぎのやに怒られるゾ。」なんて思っていましたが、まさかここが本家本元とは・・・。やられました。仕方がないのでそのやりきれない思いをさっそく釜めしにぶつけてみることにしました。





か〜まか〜まど〜んど〜ん、かまど〜んど〜〜ん。
釜めしを前にしばし観賞。そののちおもむろに箸をつけます。う〜ん、味はどうなんだろう。自分の思っていた物より幾分薄味のような気がします。もうちょっと味が濃い方がいいなぁ。でももしかしたらツーリングで疲れているからそう感じるのだろうか?ただ座っている電車の乗客が駅弁として食べるにはこれで良いのかも。なかなか奥が深い・・・・事もない・・・ほどでもない。(どっちなんだ)でもまぁ、横須賀からはるばる食べに来たんだからこれに満足して帰ることにします。




帰りは国道18号を藤岡方面に向かい、国道17号を南下すると言う安直なコースを取ってしまいました。この選択が裏目に出て17号は大渋滞。ノロノロ運転の車の間をすり抜けの連続で走ることになってしまいました。環状8号線に出る頃には精神ぼろぼろ視線はふらふら。すでに気力は失せ、「もうだめ、高速を使おう。」と言う気になってしまいました。それでもなんとか第3京浜まで環状8号線をつかったおいらは筋金入りのけちかも知れません。横浜新道、横浜横須賀道路をへてやっとの思いで横須賀の自宅に到着したのは午後9時。結局ほとんど休憩することもなく、11時間弱を走り通してしまいました。走行距離も390km、そのうち340km程は下道走行。「頑張った自分を誉めて上げたい。」そんな気分の中、久し振りのソロツーリングに満足しながら眠りにつく自分は、端から見たら腐りかけのサバだったかも知れませんね。(意味不明)

若旦那

それぞれの一日へ    TOPへ
inserted by FC2 system