2004年5月31日
テールランプを
LEDにしよう!(2)

第一話はこちら



さて前回、せっかく改造しようとしたLEDテールランプユニットがヤンキー仕様だった件ですが、さっそく友人よりお返事が返ってきました。他人のメールなので全文をここに載せるわけには行きませんが、とりあえず一部だけ。


非常にドキドキしながら何度も読み返してしまいました。

もう引き下がる訳には行かないので「GO!」でおねがいします!!


うんうん、ドキドキしたでしょうねぇ。さぞショックを受けたことでしょう。
しかし人間は、失敗と幾多の困難を乗り越えて成長していく物なのです。彼もこれをバネにまた一つ人間として大きくなってくれることでしょう。(何を偉そうに)

そんなわけで、彼から「Go!サイン」を頂きましたのでいよいよLEDテールランプの作成をしたいと思います。仕様は以下のようにします。

1. 外面は今回のヤンキー仕様の物を使う
2. 中身はすべて作る
3. テールランプ、ストップランプが点くようにする
4. LEDはなるべく沢山点くようにする(18個)
5. 安く作る

とします。回路図としては以下のようにします。

回路図には使うLEDはすべて書いていません。LED3個+抵抗R2+ダイオードを1組として6組で合計18個のLEDを使います。18個の根拠は、手持ちの抵抗器とケース内に納める配置などの都合です。抵抗値はR1=1kΩ、R2=350Ωです。
実際作ったときの作り易さと言うことで、R2とLEDの順番は入れ替わっています。(動作に違いはありません)
また、R1の350Ωの抵抗ですが、手持ちの都合上150Ω+200Ωで代用する事にしました。


で、できた物が左です。
ケースに入るように厚紙で型取りをし、それをもとにユニバーサル基板を切り出しました。多少いい加減なのは性格と言うことでお許しください。(笑)基板には合計18個の超高輝度赤色LEDを付けてあります。
基板の表面はLEDを明るく見せるため、銀色の塗料で塗ってあります。塗料の種類は「uniPOSCA銀色」です。(いわゆる、ポスター用のマジックですね)。。。いいのか、それで?


後ろから見たところです。ケースに収めると、ケース内に入ってしまうために外からは見えない部分です。だからと言うわけではありませんが、大分作り方がいい加減ですね。
引き出しているケーブルは赤:ブレーキランプ、黄色:テールランプ、青:アースとなっています。多少の力がかかると思われますので、それぞれホットボンドで固定してあります。
基板の縁はいちおう防水という意味でホットボンドで盛ってあります。(気休め)実際にはしっかりとケースに入ってしまうので防水はしなくても大丈夫でしょうけど。


ハウジングに納めたところです。小さく作ったつもりでしたが引き出したケーブルがちょっと太めだったりして中身は意外とギチギチでした。もうちょっと小さくするべきだったかな?でも入ったのでOKとします。




と言うわでとりあえずできあがりました。レンズをかぶせて点灯させてみたところなかなかの明るさです。テールランプも問題ない明るさで、十分使用に耐えます。後は依頼者が自分で加工してバイクに取り付けることでしょう。今回は安請け合いしてしまいましたが、使えそうな物ができて良かったです。今度は自分のバイク用に作ろうかな?

制作費 : 1100円 くらい(ほとんどLED代)



点灯試験中



後日談

彼からまた電話がありました。

「え〜ん、レンズ、どこかに落としちゃったぁ。。。」

加工するときのためにレンズを接着せずに渡したのですが、どうやら彼はそのレンズをいい加減な接着剤で固定していたらしく、走行中に落としてしまったそうです。このランプはAss’yとなっているので、レンズだけ購入というわけには行きません。と言うわけで後日、またもオークションで同じ物を購入して加工することとなりました。しかし今度はしっかりとホンダの純正品だったため面倒な加工はせずにそのまま抵抗をかませるだけで済みましたとさ。




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