お泊まりツーリング報告

注意:今回は写真を少なくし、文章を多めにしてみました。
ちょっとうざったい?



泊まった人:小川、ごん、坂本(パワーリフターズ)、松井、けんけん、ジャイアン、下キング、マキ、佐々木、桜井(小川さんの知り合い)の10名

−−−集合は風の中(9/2)−−−
 8月も過ぎ、「暑さももう終わりかなぁ」なんて思っている矢先、猛暑が連続して襲ってきていた9月の第一週の土日。「ツーリングクラブ ザ・ボイス」のお泊まりツーリングが開催されました。集合場所の西湘バイパス国府津PAは、日本海側に行ってしまった台風崩れの熱帯低気圧のせいでしょうか、天気は良いけど凄い風。潮風がバンバン吹きすさんでいました。しかも暑い!天気予報も「この夏一番の暑さ」を連発しています。それにしてもこの暑さは、もしかしてフェーン現象?いや、フェーン現象は山の風下側に起きる気象現象だから違うかな?いずれにしても「フェ〜ン!」と泣きたくなるようなものすごい暑さ(ギャグは寒い)です。参加予定のメンバーが集合時間前に全員集合したので、早々に箱根へ向けて出発したのでした。

−−−箱根は霧の中−−−
 箱根と言えば、一昔前は真夏の避暑地。東京の上流階級の有閑マダムがジュリアナ東京よろしく、ひらひらとフリル付き扇子をひらつかせ、都会の喧噪とうだるような暑さを忘れた場所でもあります。この日の箱根も、やっぱり都会の喧噪と暑さを忘れるような感じがしました。いや、それ以上に自分がどこにいるかも分からなくなりそう。前後不覚、左右反転、五里霧中。はっきり言うと、そこは数メートル先に何があるかも分からない、全てが真っ白な霧の中だったのです。
せっかく伊豆スカイラインを気持ちよく爆走し、下田のループ橋を目指そうと思ったのに、これじゃ天気の良い日に初心者ドライバーが前を走っている方がまだまし。こんな事なら、渋滞の熱海を通って行った方が良かったのかなぁ・・・。なんて思っていると、それを聞きつけた神様からの罰が当たったのでしょうか、不運にもアクシデントが発生してしまいました。良君のバイクのヒューズが何故か切れるのです。どうやらヘッドライト関係のトラブルらしいのですが、色々見てみたけどはっきりとした原因が分からず、修理ができません。しょうがないので良君はライトを点けずに走りました。前述したように数メートル先も分からない霧の中です。ライトを点けられず、危険と隣り合わせのライディング、大変でしたね。心より、ご冥福をお祈りいたします(いや、別に死んでません) 。
今回の トラブル メーカー さん

この人、おかま掘りました。
ノーブレーキで突っ込んだらしいです。
しかも被害者はZRXの「下キング」です。
後ろから右足で一蹴り!!
被害はタンデムステップ(左)と、
ウィンカーレンズ(左)です。
「おかま」なんて前代未聞でかっこいい。


−−−飛ばし屋松井−−−

はい、飛ばし屋松井です
 やっとの思いで宿に到着。霧の中を走ってきたメンバーにとって、そこはまるで竜宮城のようにありがたい物に見えました。メンバー揃って宿に向かって合掌したのは言うまでもありません(うそです)。しかもありがたいことに、宿には温泉がありました。温泉と言えばライダー、ライダーと言えば温泉。この両者は切っても切れない太い絆で結ばれているのです。早速メンバーは夜の宴会に向けて温泉でパワーを充電しました。
 待ちに待った夕飯という名前の宴会は、夕方の6時より始まりました。メンバー全員最初から飛ばす飛ばす。伊豆スカイラインの鬱憤をここで発散しているのは明らかです。特に、最近ボイスに入会した松井さんの飛ばしぶりは目を見張る物があります。これぞオヤジパワー、他の追随を許しません。誰も追いつけずにそのまま独走を許すのかと思われたその時、期待した伏兵、我らがゴンちゃん登場。彼はみんなの期待に応えるべく、必死に松井さんに食い下がります。
しかし、やっぱり長旅の疲れでしょうか、いまいち追い上げが甘く少しずつ引き離されてしまいます。「もうだめだ・・」とみんなが思ったその時、期待の真打ち、リーダー佐々木が大幅遅刻で登場しました。彼は、みんなの期待を裏切ることなく、松井さんを一瞬のうちに射し、ブッチ切って行ったのでした。やっぱり、リーダーには誰もかないません。がしかし、誠に申し訳ありませんが、ここではどう言った方法でブッチ切ったかは明記出来ないのです。内容が内容だけに・・・。ふっ・・・。
追撃ならず。ごんちゃんです。
 かくして下田の夜は更けて行き、悪魔達の宴は夜中の1時まで行われたのでした。


−−−日曜日の面々(9/3)−−−
 さて日曜日です。都合によりお泊まりが出来なかったメンバーは、お泊まり組と伊豆グランパル公園の駐車場で落ち合うため、いつものように国府津PAに集合しました。時間は9時半、いつもよりも大分遅い時間です。集まったのはZRXオーナーズクラブの人とその知り合い、そしてボイスのメンバーの総勢13人です。実は、このメンバーの中に驚くべき人がいました。それはV−maxに乗ってきた人(名前は知らない)です。なんと、今まで原付にさえ乗ったことがなかったのにいきなり大型免許を取ったとのこと。「おぉ〜、すげぇ」と思っていると、なんと今日は乗り始めて4日目だと言う。・・・・もう言葉がありません。事故の無いように、楽しいツーリングにしてくださいね。
 そんなわけで初心者もいることだし、人数は少ないけれど2班に分けることにしました。初心者混じえたゆっくり組と普通の走り組。それぞれ箱根新道と伊豆スカイラインを通って行くことにしました。

−−−箱根は良い天気−−−
 今日は風もなく穏やかな良い天気で、昨日の天気が嘘のよう。普通の走り組は箱根新道を快適に飛ばし、そのまま伊豆スカイラインを走って無事に亀石峠まで走りました。別にステップをするとかお尻を半分落とすとか、そう言った「走り屋」の仕事はしませんでしたよ、念のため。そのまま海岸線まで下りて、無事お泊まり組が待つ伊豆グランパル公園駐車場に到着しました。

−−−グランパル公園で−−−
 駐車場にはお泊まり組の面々が木陰でジベタリアンを決め込み、雑談に耽っていました。昨晩松井さんにブッチ切られたゴンちゃんの姿は既になく、聞くところに寄ると長野方面でホンダのミーティングがあるらしく、朝早く宿を出て行ったとのこと。元気だねぇ。そして、一足先にここに来ているはずの掛川さんと佐藤トゥーは、どうやら朝5時に集合して伊豆スカイラインで朝練をしているらしい。すっげぇ元気!掛川さんの走りが早い理由が少し分かったような気がします。そんなわけでしばらくの間、ゆっくり組と掛川さん達をこのまま待つことにします。
 雑談に混ざり、夕べの武勇伝をお泊まり組から聞いていると、しばらくして驚くべきニュースが飛び込んできました。

−−−飛んで飛んで−−−
 掛川さん達が戻ってきました。ボイスのメンバーじゃない人も連れています。しかし、佐藤トゥーのバイクがいません。どうしたのか聞いてみると、なんと朝練中に2回転半ひねりを加え、着地失敗と言う大胆な「山菜取り」をしたらしいのです。バイクは自走できない状態、本人は・・・どうなんでしょう、そこまではちょっと。でも、そのままバイク屋まで行ったと言うから、怪我は大した事無いのかもしれません。なんか心配ですが、みんなで見に行くわけにもいかず、昼食を食べた後に掛川さん達が様子を見に行くという事で話が付きました。バイク、直ると良いですね。
 そんなことをしている内にゆっくり組がやってきました。見るからに堅実な走りをしてきたようです。しかし、こちらもちょっとアクシデントが発生していました。バイクに乗り始めて4日目のV−maxの彼が、立ちゴケをしたとのこと。新車のバイクにさぞや痛々しい傷が・・・と思ってみてみると、殆ど傷がありません。どうやらオプションで付けたエンジンガードが役に立ったようです。やっぱり初心者にはエンジンガードだね。そう言う自分もエンジンガード、付いてます。結構助けられてます。
 さて、やっと今日の参加者全員集合。いざ、「でっかい海老フライ」の和むらへ!

−−−でかい海老−−−
 昼食はでっかい海老フライが話題の「和むら」です。場所はグランパル公園からほんの10分ほどの所です。25台のバイクを止め、いざ店内へ。落ちついた雰囲気と旨そうな香りがしてきます。食欲の秋はまだちょと先ですが、そんな事気にする連中ではありません。食欲全開で席に着きます。しかし、メニューを見て食欲が無くなるほどびっくりしました。結構値段がはります。「どうしよう・・・」と、一瞬ひるみますが、そこは勢いだけが生き甲斐のボイスメンバー。続々と「大海老フライ」の注文が飛び交います。可哀想なのは、第一印象が能面のようなバイトの女の子。25人からの容赦のない注文に人数と注文数が合わず、しばらくの間フリーズしていました。能面のような顔が、ハニワのようになっていたのは言うまでもありません。  料理が出てくるまでの間、そのうるさいことと言ったらありません。そんなに喋ることがあるのかと思うほど喋りまくる各メンバー。熱くなりすぎて23度に設定してあったエアコンは、最低温度の20度まで設定を下げざるを得なくなりました。しかし、そんな連中も料理が出てくれば静かな物です。「し〜ん」と言う音さえ聞こえてきそう(ちょっと大げさ)。食べてる間は平和ですね。
 海老のでかさは・・・・予想しがたいでかさです。長さが・・・30cm?

−−−吊り橋は楽しい−−−
 「しばらくの間、海老は食わない。」と言うほど海老を堪能したメンバーは、でっかくなったお腹を抱えて近くの城が崎へ吊り橋の見学に行くことにしました。実はここに一つの策略があったのです。実はボイスのリーダー佐々木は高所恐怖症なのです。この吊り橋を渡り、どんな顔をするかというのが今回の呼び物の一つでした。しか〜し!普段から何も考えていない某K女史が「あれ〜?リーダーは吊り橋大丈夫なのぉ?」と吊り橋が高いところにあることを暴露。その時から逃げるリーダーをみんなで押さえつけると言う一種異様な大人の時間が始まったのです。逃げるリーダー、追うメンバー。なりふり構わずと言うのはこう言う時に使う言葉なのでしょう。周りの観光客など関係なしです。迷惑だったのではないでしょうか?
吊り橋を渡っています。
高所恐怖症の人はこうなっちゃうんですね・・・
でも説得の努力のかいがあり、やっと渡ることになりました。ほっとするメンバー。しかし、幅1メートルの吊り橋の真ん中を、焦点の合わない目で空を見つめて渡るその様は、見る人の涙を誘っていました。渡り終わった後の彼は放心状態、タオルを口に当て「気持ち悪い」を連発していました。帰りにもう一度渡らなければいけないと言う事は、可哀想でだれも口に出来ませんでした。

−−−さて、帰りましょ−−−
 帰りはまた伊豆スカイラインを通って帰ることになりました。これだけの人数が集まれば早い人、遅い人、とんでもない人と集まるのが当然です。でも、今回はちょっとみんな大人しかったように思います。そのため、久し振りに「楽しい伊豆スカイライン」を堪能してしまいました。サンデードライバーが多いことを覗けば、の話ですけどね。そのまま亀石峠のPAで休憩し、十国峠のドライブインで解散しました。みなさん、お疲れさまでした。又一緒に走りましょうね。
ZRXオーナーズクラブのお二人です。
すっげー早いです。
亀石峠PAにて。


−−−あとがき−−−
 実は、この文章を書いている私「なべっち」こと若旦那は下田のお泊まりはしていません。日曜日のみの参加だったのです。そのため、このツーリングレポートの前半、「飛ばし屋松井」までは聞きかじった情報を元に造り上げた、いわば「偽りのレポート」なのです。しかし、リサーチを充分にしているため、真の姿と寸分違わぬ内容となっていると自負しております。もし、「うそ、大げさ、紛らわしい、誤解を招く表現」等ございましたら、遠慮なく「JRO」まで。(笑) inserted by FC2 system