秩父の道とわらじトンカツ
2005年7月3日(日)


秩父の道からダムを見る
今回のルートの脇に見えたダムです。浦山ダム。。。かな?


2005年7月3日(日)、久しぶりにボイスのツーリングに行きました。目的地は埼玉県秩父市。聞くところによると、秩父にはわらじトンカツ(カツ丼)があるそうで、前々から「これは一度食べてみなくてはなるまい」と思っていたのです。あんまり人数が入れないお店みたいだけれど、そんなに大人数にはならないだろうと言うことで今回のボイスツーリングで行くことにしました。

集合場所
人数は少ないけれど、全員ボイス。
最近のツーリングでは珍しい?

朝、起き抜けに見上げた空はなんとも梅雨にありがち、どっちつかずの曇り空です。「どうしよう。」と思いながら天気予報を見ると、見上げた空以上にアテにならない「降水確率30%」の文字。なんとなく嫌な予感はしますが、運を天に任せて出発することにしました。
集合場所は相模原の橋本五差路の近くにあるサークルKの駐車場です。横須賀で待ち合わせたハルマキ君とちょっと早めに到着すると、案の定だぁ〜れもいません。降水確率がなんとなく嫌な数字だし「もしかしたら二人だけ?」と心配していると、パラパラとメンバーが集まってきました。最終的に集まったのは8名。お見送りに来たカトちゃん&ジュニアを入れれば9.5名です。珍しくカシノキさんやマグナ渡辺さんも参加して、久しぶりの「ボイスのみ」のツーリングとなりました。

青梅のコンビニ
コンビニで小休止。
左上の写真とあまり変わらないなぁ。

簡単にミーティングを済ませて早速出発です。コースは武蔵五日市を通って青梅を抜け、秩父への裏道ルート。裏道と言っても空いていて走りやすい道を選びました。そんな道をいい感じで走っていたら、青梅でハチが一言「ガソリンが無い。」だそうです。集合場所の隣はガソリンスタンドだったのに、この男は入れてこなかったそうです。仕方がないので青梅の道端でハチの給油待ち。ついでだから、そのまま近くのコンビニで小休止をしました。

霧の山道
霧が濃くて怖いです。
だからって、なにも待っていなくても。。ねぇ。

ちょっと休んでからいよいよ秩父に向けて走ります。ここからのルートは面白そうな山の中。「走りたい人はどうぞお先に。」とサインを送ると、あれよあれよという間に全員に抜かれてしまいました。信号などは当然なく、なかなかの良いペース。一生懸命にくっついて行きましたが、あっという間に先頭は見えなくなってしまいました。
霧の山道part2
ちょっと遠くはもう見えません。
確かに怖いかも。

「うへぇ。。」とか思いながら走っていると、しばらくしてから周りの空気が少し湿っぽく変わってきました。すると、ある地点からいきなりの濃霧。とてもじゃないけどスピードは出せません。先に行った人たちは事故を起こさずに走っているだろうか、そんな心配が頭をよぎります。そのままゆっくりと走っていくと、あるコーナーで全員が止まっていました。もしかして不安的中?すぐにバイクを止め、恐る恐る聞いてみます。「どうしたの?」すると答えは「怖いから待っていた。」だそうです。一気に脱力、なんだかおかしくなってしまいました。冗談にしてもいったいどの口からそんな言葉が飛び出してくるのか、そんな人たちばっかりなのにね。

カッパ脱いどる。いや、着とるんや。
いかにも雨粒が大きくなってきたので
脇道の広いところでカッパ着用。

ゆっくりと山道を下り、国道299号に出てすぐの道の駅で本日2回目の休憩をとったらいよいよわらじトンカツに向けて出発です。しかし道の駅を出てすぐに、心配していた雨がついに降り出してしまいました。でもそんなにひどい降り方じゃないし、目的地はもうすぐそこです。引き返すなんてもったいないことは考えず、道端の広い場所でカッパを着てわらじトンカツを目指します。
降っているのかいないのかハッキリしない空模様の下、上半身の前半分のみシットリとした頃、目的地のカツ丼屋さんに到着しました。

安田屋
細い道の脇にある店。
そもそもこの細い道がわかりにくい。

おじゃましたカツ丼屋さんは安田屋さんです。ここはツーリングマップルにも載っている超有名なお店。でも、凄くわかりにくい場所にありまして、初めてきた人はたどり着けないこともあるそうです。
店の雰囲気は汚い駄菓子屋風で、今にも「はい、それは15円ね」と駄菓子屋のバァちゃんが出てきそう。お世辞にもキレイとは言えません。トイレも自宅の居間を通り抜けて行かなければなりません。そんな感じのある意味アットホームなお店でした。
高校生風の女の子に注文をして待つこと数分、出てきたカツ丼に噂のわらじトンカツが入っていました。わらじと言われると「すごく大きい」と想像してしまいますが、大きさはそれほどでもありません。小さめのトンカツをたたいて薄く大きくしたような感じです。他の具は入っておらず、こう言うのをソースカツ丼と言うのでしょうか。自家製のソースが浸みていてなかなかの美味です。「トンカツに天丼の汁をかけた味」と表現した人がいましたがその表現がピッタリかもしれません。そんなトンカツが2枚、思い切り詰め込んだのではないかと思われる量のご飯の上に乗っていて、普通盛りを頼んだのになかなかに大盛りです。
ガンとばし
なんだよ、あのジジイ。
人のことジロジロ見やがって。
普通の盛り方がこれだから、メニューに書いてある大盛りっていったいどんななんでしょう。ちょっと興味があります。今回は大盛りが出来ないとお店の人に言われてしまいましたので今度来たとき、誰か挑戦して下さいね。
店内
なんかさ、山小屋みたい。
富士登山を思い出すよ。
カツ丼
噂のわらじカツ入りカツ丼。
まぁ、こんなもんですわ。


店を出ると雨はほとんど降っていません。でも、帰り道に予定していた山の中のウネウネは空模様を見るとちょっと危なそう。そんなわけで走りやすい国道299号を通って帰る事にしました。途中で凄い数のバイクの団体さん(100台くらい)に出くわし、「この人たちの後を走るのかぁ。」とガッカリしていたけど幸いにも彼らは途中のウネウネ道に入って行ってしまいました。おかげで悠々と自分たちのペースで走ることが出来ました。

解散場所
歩道いっぱい、脇道いっぱい。
大迷惑の解散風景です。

解散は、299号と16号がぶつかる道沿いです。残念なことに近所にはコンビニもなく、ちょっと広くなったところで「それじゃそう言うことで。」と言うあわただしい解散になってしまいました。車で帰ってきた近所の人にクラクションは鳴らされるし、宅急便の兄ちゃんにはいやな顔をされるし、さんざんな解散式でした。もっといい場所が見つけられれば良かったのですが。。。すいません。

と言うわけで今回のツーリング、それほど雨も降らずに梅雨まっただ中のツーリングとしては上々だったと思います。でも、出来ればツーリングは天気のいい日に行きたいですね。次回こそすばらしいツーリングを、ピーカンのツーリングをしたい!そんな風に思います。(あ、でもあまり暑いのはちょっと。。。ワガママ)




コース
集合:橋本五差路のサークルK−県道47号−
県道61号−武蔵五日市−青梅−
成木街道(県道53号)−秩父市−
安田屋−国道299号一飯能市−
299号と16号の交差点:解散
 
参加人数8名
事故なし
走行距離300km






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