どんより曇った空と灰色の湖面。中禅寺湖です。
でもね、すごく涼しいんです。とっても快適なんです。ずっと居たい。。。



わたらせ渓谷鉄道を
ブッチギリ!

いろは坂
満喫コース

2010年8月1日(日)


写真はクリックすると大きくなります。


前回のツーリングは雨(の予報)で中止。今回はと言うと・・・やっぱりちょっと天気が危なそう。それでも南関東は大丈夫らしいので、雨が降らないことを祈りつつツーリングは決行です。

今回、自分のバイクはセルが回りません。原因は、バッテリのヘタり。買おうとしたけれど品切れで、ツーリングに間に合いませんでした。
と言うわけで、263kg(乾燥)のバイクを押しがけし、まずは横須賀組の集合場所へ向かいます。

そう言えば、数日前に横須賀組に集合場所の案内メールを流したけど誰も返事をくれませんでした。「もしかしたら一人かも?」と一抹の不安を抱えながら集合場所に到着すると・・・

ポツーン・・・

不安、的中。


集合時間をしばらく過ぎても誰も来ないので、横須賀組は自分一人に決定。やりきれない思いを胸に、押しがけのV-maxを引きずって今回の集合場所、蓮田SAへ向かいます。

首都高湾岸線で都内に入り、中央環状線と川口線を経由して東北道へ。集合場所の蓮田SAに到着すると、すでに数名がたむろしていました。
「横須賀組は何人ですか?」の問いに「一人」と答える時のやるせなさと言ったら・・・。まるで自分が悪いことをしたみたいな気持ちになります。

そうこうするうちにバラバラと集まってくる参加者。
今回の参加者は、いつもよりも少なめの総勢17人。いつもより少ない理由の一つは「暑いから」だそうで、不参加の理由が暑いからって、なんだかねぇ。。。(確かに暑いけどね:笑)

ちなみに、あと3人が遅刻して参加予定とのこと。寝坊して、あとから追いかけて来るらしいです。
寝坊して遅刻って・・・遠足だったら置いて行かれるゾ。(置いていくんですが:笑)

さて、今回の幹事は小林さん。

初めての幹事でめちゃくちゃ張り切ってくれたらしく、すばらしいステッカーと驚愕の「遠足のしおり」を作ってくれました。


こんな事をされると、きっと次回の幹事はプレッシャーで夜も眠れないでしょうね。

 

ステッカーを争うようにもらい、「遠足のしおり」を見ながら朝のミーティング。とりあえず一発目の中継地は、足利バイパスのセブンイレブン。みんな一列になって蓮田SAを出発しました。


 

高速走行にもかかわらず、風が熱くてちっとも涼しくない。そんな熱い風にボーッとしていると、前を走るKTMが降りるはずのインターを通過しそうになりました。無線で「あ、行っちゃった。」と言ったら、分岐の直前でハンドルを振るわせながらインター出口に滑り込むという神業を披露。スゴイ反射神経にビックリすると同時に、後続の車がいなくて良かったと思う出来事でした。

佐野藤岡ICを降り、足利バイパスへ。

足利バイパスは、高い建物が無くて空が広いです。結果、日差しを遮る物が何も無く、真夏の日差しが容赦なく照りつけます。

 

陸に上がったクラゲのようにカラカラになりながら、やっとの思いでセブンイレブンに到着。水分補給とやる気の補給は欠かせません。


次の中継地はR122沿いにある道の駅「くろほね・やまびこ」。
うだるような暑さの中、へろへろになりながら走っていると、車のおじさんがこちらに向かって何やら怒鳴っています。怒っているのかと思ったら、「この道よりも一つ前の道の方が早い」みたいなことを言っていました。
これはこれは、ご親切にどうも。でも、もう通り過ぎちゃったし。この人数でUターンは大変だし。またの機会に。。。それにしても、怒っているのかと思っちゃいましたよ、あの剣幕。

 

R122で少し山の中に入ると、気温は幾分下がってきました。少し気持ち良い程度になった辺りで、中継地の道の駅に到着。

ココで遅刻のシマさん一行を待ちます。


 

ソフトクリームやジュースを飲んでボーッとする一同。しかし待てど暮らせどシマさんの「シ」の字も現れません。・・・いや、「シ」だけ現れても困るけど。

結局、しびれを切らして出発してしまいました。

走っていると、無線に入ってくる聞き覚えのある声・・・どうやらシマさんが近づいてきたらしいです。しばらく走ると後ろから空気をつんざく直管の音と共にシマさん一行が合流。そのまま本日の目的地、中禅寺湖へと向かいました。

 

トンネルを抜ける度に少しずつ下がる気温。そして、あるトンネルを抜けたところで明らかに気温が下がりました。「涼しい〜っ!」なんて感動しながらいよいよ「いろは坂」へ。


 

ふもとで見上げると空はどんより。もしかして降るのかな?と思っていると、いろは坂を降りてくる車はみんなびしょ濡れ。ヤバイかも・・・と思っていたら、やっぱり降ってきちゃいました。

 みんなは急いでカッパを着るけど、自分は持っていないのでそのまま。ビショビショになりながらいろは坂を上がると、いつぞやの碓氷峠を思い出します。

不思議な物で、そんな事を考え始めると体が堅くなるらしく、ますます走りにくくなるいろは坂。そして・・・見事に滑ったぁ〜!
「ギャァ〜ッ!!」とか悲鳴を上げながら足を付くと何とかリカバリに成功。でも、前を走っている大窪さんに悲鳴が聞こえたらしいです。よっぽどデカイ声だったんですね。

そんないろは坂の雨も、中間地点から上では雨はやんでいました。
チッ・・・だったら降るなよ。(ぷんすか)


 

それなりに明るい曇り空の下、中禅寺湖に到着。そして「中禅寺湖観光センター」へ。


 

そこは昔懐かしい、ちょっと田舎の観光地の食堂。修学旅行気分が味わえます。

驚いたのは、日本人じゃない観光客が多かった事。アジアの人たち、いろんな所に出没しますね。


メニューは、これまた懐かしそうな品揃え。値段はソレなりに高く、自分は名前だけ日光らしい「いろはラーメン」をチョイス。何が「いろは」なのかは見当が付きません。麺のくねりがいろは坂、なのかな?


昔のお姉さん達が、決して手際が良いとは言い難い身のこなしでじたばたと配膳。最後の人が食べ始める頃には、最初の人は昼寝を始める程度に食事をすることができました。

でも、とってもくつろげました。だって、窓を開け放ってすごく涼しいんです。ホントに昼寝をしたいぐらいです。こんな所に住んでいたら、きっと快適なんでしょうね・・・冬は大変でしょうけど。


さて、あとは帰るだけ。支度をして走り出そうとしたら、シマさんのお友達が何やら神妙な顔。うんこでもしたいのかと思ったら、見つめる先のバイクの後輪、アクスルシャフトのナットが無い。
・・・ナットが、無ぃっと?(ダジャレ)

前日に整備したとき、ちゃんと締め付けを確認しなかったらしく、割ピンも入れなかったみたいです。良くここまで無事で走って来られた物だとみんなびっくり。

さてどうするか。考えた末、近くで針金を見つけてきて左右を固定。おとなしく走って途中で整備屋でも見つけましょうと言うことになりました。


 

その場で考えたとは思えないぐらいすばらしい針金修理が完了。一人のツーリングだったら、ナットがないだけで途方に暮れるところです。三人寄れば文殊の知恵とは言いますが、それが20人ともなれば知恵から工具から、ありとあらゆる物が沸いて出るから不思議です。


とはいうものの、もしこのまま高速に乗ることになったら・・・と思っていたら、高速に乗る直前で整備屋を見つけ、無事にナットを調達でました。

と言うわけで、何とか中禅寺湖観光センターを出発。




混雑するいろは坂を下り、近くのガソリンスタンドで給油。次の中継地、県道15号のファミリーマートを目指します。

 

天気は相変わらずどんよりですが、雨が時々落ちてくる程度で濡れるほどではありません。

 

しかし、標高が下がるにつれて気温はジリジリと上昇。ファミリーマートに着く頃には、午前中の暑さがぶり返していました。


 

水分とやる気を補給し、いよいよ東北道から解散場所を目指します。

解散場所の蓮田SAまではノンストップ。しかし、ガソリンが心配な人は各自判断で途中の佐野SAで給油後、解散場所を目指す事になりました。

高速道路は午前中にも増して暑く、まるで風が吹きすさぶ蒸し風呂みたい。高速道路で走りながら汗が出るなんて、初めての経験でした。(^^;

そんな暑い高速を走って解散場所の蓮田SAに到着。全員事故無く、解散場所に到着することができました。

みなさん、お疲れ様。そして幹事の小林さんもお疲れ様。また良い企画、宜しくお願いします。


参加人数
20人
トラブルなど
アクスルシャフトのナット紛失 1人
走行距離
270km(集合-解散)
490km(横須賀から)
走行ルート


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