アマチュア無線 無線局免許を取ろう!
(局免)

2008年06月



無線局の免許申請

従事者免許は無事に取得でき、いよいよ無線局免許(通称、局免)を取得します。

局免を取得するためには前回取得した従事者免許の他に、自分が使用する(であろう)無線機(リグって言うの?)を用意する必要があります。無線局の免許が無いのに機械をあらかじめ用意するなんてなんだか変に思ってしまいますが、そういう物らしいです。(裏技はあるらしいです)

と言うわけで、自分も無線機を買いました。物はiCOM(アイコム)のIC-T7Dssです。



その値段、送料込みで23,330円!


 たけぇ!チョーたけぇ!無線機ってそんなにする物なの?でも、定価は5万円近いのね。。。

・・・なんて驚いていてもしょうがないので、ショックを受けつつ局免の申請をすることにします。


無線局免許の申請は電子申請がお得

無線局の免許申請は、窓口へ郵送で行う方法と電子申請で行う方法があります。

ネット環境が無い場合は郵送で申請する他はありませんが、せっかくですから電子申請をしてみようと思います。(手数料も安くなります。郵送4300円 電子申請2900円)

このシステム、以前は公的個人認証カードやカードリーダライターを自分で用意する必要があり、それだけで余計な出費やめんどくささがありました。しかし現在、アマチュア無線局の申請ではIDとパスワードを取得すれば簡単に免許の申請をすることができます。

と言うわけで、自分は以下の手順で手続きを行いました。使用したのは「電子申請・届出システムLite」です。
全体の流れは「電子申請・届出システム Lite 全体の流れ(PDFファイル)」を見るとわかります。



まずはシステムを理解

電子申請・届出システムLite

ウケを狙ったキャラクタはなんとかして欲しい。
まずは「電子申請・届出システムLite」にアクセスして、そのシステムを理解します。

「簡単になった」らしいですがそこはお役所仕事。なんだかんだとめんどくさい表現などがあり、頭の悪い自分には理解に相当な時間を要しました。

ユーザー登録をして、電子申請をして、返信用の封筒を郵送して、申請料を振り込めば良いと言うことがなんとなく理解できました。


新規ユーザー登録

申請・届出画面
新規ユーザー登録を行います。

上記の「電子申請・届出システムLite」の画面で「申請・届出」をクリックし、左記の申請・届出画面に移動します。

そこで「新規ユーザー登録」をクリックしてユーザー登録を行います。
個人情報入力
小さい字で利用規約が表示された後、「同意する」をクリックするとこれまた小さい字で個人情報の入力画面(左記)が表示されます。

従事者免許の番号を含め、特に難しいことは無いのでズラズラと入力して送信すればユーザー登録の手続きは終了です。
IDとパスワード
数日(一週間程度:自分は4日でした)すると、IDとパスワードが郵送されてきます。

これを使って無線局免許の電子申請を行います。


無線局免許の申請

申請・届出画面2
いよいよ無線局免許の申請を行います。

「電子申請・届出システムLite」申請・届出画面で、「申請書入力(補正後提出)」をクリックします。
申請手続き1

アマチュア局インターネット申請の画面が表示されるので、「新規作成」をクリックします。
申請手続き2

申請書の画面になるので、必要事項を記入します。

画面の右上にある「ユーザー情報自動入力」をクリックしてIDとパスワードを入力すると、自分のユーザー情報が自動入力されます。
左下の「次へ」をクリックしてさらに無線機の情報などを入力します。
無線機の情報は、新規に買った物であれば説明書に付属していると思いますのでそれを参考にしてください。

全ての入力が終わったら「完了」をクリックして電子申請の書類を送信します。


返信用封筒の郵送

返信用封筒

電子申請の手続きが終わったら、管轄の通信局へ返信用封筒を発送します。

管轄の通信局はこちらで確認できます。

上記通信局の確認画面に書いてある返信用封筒についての説明が非常にわかりにくいです。何を書いているのか全然理解できません。でもなんとなく「返信用封筒には切手を貼れよ!」と書いてあるらしいです。。。


申請手数料の納付

送信した書類に不備がなければ1週間程度(自分の場合は3日)で手数料納付案内のメールが届きます。その中に書いてある指示に従い、申請手数料を納付します。

MPN(マルチペイメントネットワーク)に加入している金融機関にネット口座を持っていると簡単に手数料の納付ができます。

口座を持っていない場合、もしくはネット口座は持っているけどその金融機関がMPNに加入していない場合は、MPNに加入している金融機関に出向いて納付手続をする必要があります。

目的の金融機関がMPNに加入しているかどうかはここで確認できます。


無線局免許の到着

無線局免許
3〜4週間で無線局免許が送られてきます。(自分は18日でした)
これでやっと電波を出せます。

写真右下の赤いシールは、無線機に貼るらしいです。
「ちゃんと許可を得た無線機だぜ!」と言う証でしょうか。


電波利用料の納付

公共の電波(って言う表現で良いの?)を利用するわけですから電波利用料を納付します。
無線局免許が来てからしばらくすると振り込み用紙が届くので、それを利用して納めます。

金額は500円/年。 高いのか安いのか。

5年ごとに2000円の局免更新料がかかり、この電波利用料金が500×5年=2500円。5年サイクルで4500円かかるとすると、やっぱりちょっと高い?


これでようやくアマチュア無線の無線局を開局することができます。
ホントに長い道のりでした。

ちなみに無線局免許を所得するのにかかった費用は、

免許郵送切手代80円×2
申請手数料2900円
電波利用料(1年)500円
小計3560円
その他
無線機22800円
送料530円
小計23330円
合計26890円

・・・・・うっ・・・・もう鼻血も出ない。。。(笑)
無線機が効いているなぁ。。。。

明日からは霞を食って生きて行くぞぉ!(号泣)

< 従事者免許の取得



参考にさせていただいたサイト

総務省 電波利用 電子申請・届出システム Lite
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/index.html

電子申請・届出システム Lite 全体の流れ(PDFファイル)
http://www.denpa.soumu.go.jp/public2/flow.pdf
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